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杵藤地区広域市町村圏組合消防本部

消防本部の組織

水槽付消防ポンプ自動車(2台)の配置について

水槽付消防ポンプ自動車(2台)

平成22年度事業 水槽付消防ポンプ自動車(水Ⅰ-B型)2台が納車され、平成23年1月21日、消防本部において入魂式、配属・伝達式を執り行いました。

配置先は、武雄消防署山内分署及び大町分署となります。山内分署においては、今まで消防ポンプ自動車(水槽なし)の配置でしたが、道路環境の整備等に伴い水槽付消防ポンプ自動車での進入が容易に出来るようになりましたので、水槽付消防ポンプ自動車の配置としました。

車両及び車両積載の資機材について、詳しく説明します。


1.車両について

車両の最大の特徴は、重架装でありながらホイルベースが3,260㎜と短いシャシの採用により、狭い道路への進入を可能としました。また、バックアイカラーモニターや助手席ミラーを追加するなど、死角を最小限とし安全面に考慮しています。

積載しているポンプは、1分間に2,500リットルの水を放水することが可能です。装備では、限られた積載スペースに乗用電動ホースカーを採用し、1人でも容易にホース延長が可能となりました。さらに、助手席側の吸管には手動吸管巻取装置を設け、吸管操作のスピードアップを実現しました。

特殊な消火装置として、運転席側に高圧噴霧装置を設け、水を霧状にして放水することによって効率よく消火し、少ない水での消火を可能としています。また、車両火災等の特殊な火災には泡消火薬剤を使用し、泡による窒息と浸透による消火により、水を無駄なく有効活用して消火できます。

電装品にはLEDを使用し省電力化を図っています。車両上部の赤色散光式警光灯や側面後面の警光灯や作業灯、さらには収納ボックス内の照明の細部に至るまでLEDを使用しています。

また、現場活動時における資器材の盗難防止や、緊急走行時における資器材の落下を防ぐため、車体側面と後部をアルミシャッター仕様としました。これにより、従来の同型車両とは大きく外観が異なっています。

車両諸元
シャシ いすゞフォワード 全長 6,750mm
シャシ型式 PGK-FSR90S2 全幅 2,300mm
艤装メーカー 日本機械工業(株) 全高 2,810mm
ポンプ A-2級 ホイルベース 3,260mm
水槽容量 1,500L 最小回転半径 5.3m
泡消火薬液 100L 車両総重量 9,730kg
ホースカー 乗用電動ホースカー 乗車定員 6名
装備 手動吸管巻取装置(助手席側) 原動機型式 いすゞ4HK1
装備 オールLED散光式警光灯 総排気量 5,190cc
装備 高圧噴霧装置 駆動方式 2WD
装備 泡消火薬液混合装置 配備年月日 平成23年1月21日
水槽付消防ポンプ自動車の全景
水槽付消防ポンプ自動車の全景
乗用電動ホースカー
乗用電動ホースカー
手動吸管巻取装置
手動吸管巻取装置
高圧噴霧装置
高圧噴霧装置

2.積載品について

積載品には、エンジンカッターやチェーンソーの破壊器具から、発電機を使用した投光器や1km先まで照らすことが出来るバッテリーによるHID投光器まで様々な積載品を各種災害に使用します。

エンジンカッター
エンジンカッター
チェーンソー
チェーンソー
発電機を使用した投光器
発電機を使用した投光器
バッテリーを使用したHID投光器
バッテリーを使用したHID投光器